features 特集
こだわりの食材 ~九州・宮崎編~
こだわりの食材~宮崎編~
全国各地にあるララシャンスでは、
様々な食材を使用しています。
今回は九州・宮崎の特選食材をご紹介します!
目次
宮崎の「鱧(ハモ)」
鱧といえば京都。
昔、内陸部にある京都の中心部では
鮮度の良い魚を手に入れるのが大変で
生命力の強い鱧は生きたまま運ばれる為、
夏の時期の鱧は
京都にかかせない魚となりました。
そんな鱧ですが、
実は日向灘(ひゅうがなだ)に面した
宮崎県北部に位置する門川でも
多く漁獲されています。
門川の鱧は、
品質が向上する取り組みが行われている
こだわりの魚です。
白身で脂肪があるわりに淡泊な味の鱧は
多くの人に好まれており、
梅雨明け頃 脂がのり、美味しくなります。
「鱧の落とし」
新鮮な鱧を骨切し、
沸騰した湯にくぐらせて氷水に落とします。
キンと冷えた鱧は旨味が凝縮しており、
噛むほどに味がでる深い味わいです。
梅肉や、醤油、三杯酢で涼しく頂きます。
「鱧の葛打ち」
骨切りした鱧の身一枚一枚に
「吉野葛粉」を刷毛でぬり
沸騰した湯にくぐらせた後、
出汁で火入れします。
出汁は、
鱧の出汁と昆布鰹出汁を1:1で割ります。
葛打ちにすることで
つるりとした食感と旨味を
閉じ込めることができます。
「骨切り」「葛打ち」
どちらも日本の伝統的な調理法です。
宮崎の「カンパチ」
良好な漁場環境で一貫した飼育管理している為、
肉質が均一で締まって良品といわれています。
「自動活〆脱血装置」を使用し、
鮮度と歯触りを永く保つ事ができるとの事。
夏に産卵期を迎え、旬となります。
宮崎県水産物ブランド品の
”第1号”に認定されています。
「胡麻カンパチ」
刺身として歯ごたえの良い勘八を
そぎ切りにし、漬け地に5分~10分漬けこみます。
胡麻は乾煎りして擂る事で
香りがよくたちます。
薬味の大葉、茗荷、葱、を添えます。
「カンパチオイル焼き」
三枚卸にしたカンパチを更に柵どりし、
漬け地に1時間漬けます。
うちあげて、太白胡麻油と共に真空。
サーキュレータ(温度循環器)で
50℃で25分~30分じっくり火を入れます。
真空袋から取り出し、
表面を香ばしく焼きあげ
大根あられの柚子胡椒オイル和えを添えます。
今回こちらの食材を選んだ理由は、
旬の食材であること
宮崎のブランド認定されている食材を皆様に
知っていただきたかったからです。
入社してから
鳥栖・大分・福岡・宮崎で働いてきました。
土地が変われば調味料や味付けも様々
その土地の人の舌に合う料理を意識して
日々仕事をしています。
これからもより深く
その土地の伝統や、
大切にしている食材や調理法などを
”温故知新”
伝統に学び、新しいものを取り入れていく
そんな精神を大切に
今日よりも明日、
より良い料理がつくれるように
努力精進してまいります。
ララシャンス迎賓館(宮崎) 調理長
椿 大介
▼ララシャンスの雰囲気をより感じていただける動画です。
どうぞ、ご覧ください!
料理に込める想いや、メダリストシェフの詳しい情報はコチラ!
instagramはコチラ!