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【スタイリストだからこそ伝えたい】日本の伝統文化「白無垢」の意味とは
日本では七五三、成人式など
大切な節目に着物を着るという素敵な伝統文化があります
だからこそ、近年は
この大切な伝統文化を重んじる傾向があると言えます
今回は、結婚式を代表とする和装の白無垢の由来や、
小物の意味をお伝えしていきます
白無垢といえば
「真っ白の着物」「神社で着る花嫁様の衣裳」
というイメージで、意外とその由来を知らない。
お打ち合わせの中でもただなんとなく憧れがあって…
花嫁といえば和装かな…と思って
とおっしゃってくださるお客さまが沢山いらっしゃいます
意味を知った上で、やっぱり着たい!
というお声も多くいただくからこそ、
私たちスタイリストは新郎新婦さまに
ドレスの意味合いもしっかりお伝えし、
ご着用いただいております。
今回はお打ち合わせの中でもお話しさせていただいている内容を、
一部こちらでもお伝えさせていただきます!
まず白無垢は邪気を払い、
神聖な儀式に挑む正装とされる、
格調高い雰囲気を醸し出す衣裳とされています。
さらに、「これからどんな色にも染まります」や
「身の清浄」という意味も込められています。
神聖な結婚式で着る衣裳にピッタリな意味合いです・・・
また、白無垢を着る際は「綿帽子」や「角隠し」
などのアイテムも身につけられる花嫁さまが多いですが、
この小物にもしっかり意味があるんです!
例えば、綿帽子。
こちらは、白無垢のみに合わせることが可能。
綿帽子を被ると、顔が少し隠れますよね。
実は、ウェディングベールと同じ意味があり、
「挙式が終わるまで新郎以外の人に花嫁の顔を見せない」
という背景があると言われています。
花嫁さまらしい、健気で奥ゆかしい意味が込められています・・・
また、角隠し。
これは、「怒りの象徴とされる角を隠して、しとやかな妻になる」
という意味が込められております。
少し古風かもしれませんが、日本人女性の
奥ゆかしさがここでも表現されています・・・
このように日本の伝統的な衣裳には、
それぞれに素敵な意味合いが込められていることを
お分かりいただけましたでしょうか。
節目の大切なタイミングで、
おふたりを見届けられてきた親御さま。
七五三であんなに小さい着物を着ていたおふたりが、
こんなにも立派な和装姿で当日を迎えられた姿を見て
涙をされる方もいらっしゃいます。
ウエディングスタイリストとして近くで見守る中で、
大変感慨深く、尊い瞬間です。
この意味を知った上で身につける衣裳は、
ひときわ思い入れも強く、重みも増すのではないでしょうか・・・
是非色々な衣裳をご試着されたうえで、
結婚式だからこそ着られる衣裳で
思い出を刻んでいただければと思います!
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