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スタイリストが伝える白無垢の魅力
~神前式編 日本の伝統的な衣裳を身にまとう意味とは~
ご結婚式における衣裳のひとつ白無垢✨
日本で挙げる結婚式だからこそ、伝統的な衣裳に身をまとい、
伝統を重んじた結婚式は素敵ですよね✨
今回は、なかなか皆様も見る機会が少ない神前式をご紹介!
その中での新郎様、新婦様の衣裳にも目を向けて、
伝統的な美しさの中にある大切な意味合いも
ご紹介させていただきます!
結婚式の伝統的な衣裳である白無垢。
皆様はもうご試着されましたでしょうか?✨
最近では、ご披露宴の中のお色直しでも人気の白無垢ですが、
和装と聞くと皆様イメージされるのは
神社での結婚式かと思います!
日本の伝統的なスタイルである神前式には、
厳かで凛とした空気が漂います。
良い緊張感をもって挙式に臨むことができ、
親御様やご親族様にも喜ばれるスタイルで魅力的です!
神前式は、2つの家が結びつくという意味合いが
込められています。
そのため、儀式を通して家同士・人同士のつながりを
より感じられます✨
そこで本題となります、
今回の神前式でのお衣裳である白無垢✨
日本の結婚式での伝統的お衣裳として
白無垢・色打掛・引き振袖が挙げられます。
その中でも神前式においては、
白無垢が花嫁様の代表ともいえる衣裳となるため、
圧倒的な人気を誇ります。
白無垢は、婚礼衣装の中では最も格式が高いもの。
特に頭につける綿帽子は白無垢だけに合わせることができるもので、
これも白無垢が衣裳として選ばれる理由の一つです!
綿帽子を被るのは
「式が済むまで新郎以外の人に顔を見られないようにする」
という意味があり、ウェディングドレスでいう
”ベール”と同じ役割をもちます。
代表的な綿帽子をご紹介させていただきましたが、
新婦様のみ和装の際に身に着けるものとして
「角隠し」というものもございます!
「角隠し」とはそもそも和装の式の時に花嫁が
頭を覆うように巻く白い正絹の布、そのものを指します。
角隠しの由来は、怒りの象徴である角(つの)を隠すことによって
従順でおしとやかな妻になるという意味が込められています!
角隠しは顔のラインがはっきり見えるためキリっとした印象になります!
白無垢にも綿帽子にも合わせることができる角隠しは
花嫁様だけでなく、親御様やご親族様にも大変人気な小物となっております。
綿帽子や角隠しをする際に皆様が心配されることといえば、髪型です。
綿帽子も角隠しも「文欽高島田」とよばれる髪型のかつらをベースにしています。
角隠しの場合、地毛で日本髪を合わせる人も増えてきましたが、
日本髪を結える人が限られるため、鬘を用いることがほとんどとなりました。
綿帽子においては、洋髪で合わせる方も多くなってきておりますので、
お二人のコーディネートに合わせて髪型を決めていくのも良いと思います!
最後にご紹介させていただくのは、新郎様がご着用いただく衣裳
「五つ紋付き袴羽織」です。
神前式にはこのお衣裳一択となります!
最も格式の高い衣裳で、
黒の羽織に黒の縞模様の柄か茶色の袴を合わせます。
現代では紺・白・グレーなど様々な色合いの紋付がつくられていますが、
神前式においては黒の紋付袴が適しているといわれております!
和装の紋には、一つ紋三つ紋や五つ紋など
紋の数によっても格式の高さが異なってまいります!
紋の配置によってもすべてに意味がございます。
①背紋
ご先祖様に守ってもらう願い
②抱き紋
ご両親のことをいつも思う願い
③袖紋
兄弟、姉妹、親戚とのつながりへの願い
この家紋ひとつひとつの意味を考えて身に着ける羽織は
新郎様にとっても特別な一着となるでしょう。
このように日本の伝統的な衣裳は、
見栄えが良い、豪華だけでなく、ひとつひとつにしっかり意味があり
その意味合いを重んじて身に着けることでより気持ちもひきしまって
当日を迎えられるのではないでしょうか?✨
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