心を動かすドレス選び 

Stylist：繁畑茉那絵 

【エピソード】 

元々お二人は、結婚式自体を挙げることを悩まれておりましたが、 
IKKの人の魅力に触れ結婚式場を選んでくださったお客様でした。

新婦様が結婚式を挙げたくない理由の一つが、 
ご自身に自信がなく、ドレスも着たくない、 
人前に立つのが嫌だからやりたくないとお話をいただいていました。

衣装の初回のお打ち合わせ時も、 
1着も着用したいドレスがなく、なかなか一歩を踏み出すことができずにいました。

いつも以上にお客様のご要望や想いを丁寧に聞き取り、 
お客様の心に寄り添いながらドレスの提案をした 
2時間半のお打ち合わせは今でも忘れることのできない時間です。

新婦様は最初、 
「2時間半というお打ち合わせが正直不安で、苦痛な時間になると思っていました。」 
とおっしゃっていました。

しかし、必ず素敵なご結婚式を迎えてほしい、 
お客様の不安の気持ちを少しでも解消し、 
「来てよかった」と感じていただきたい一心で、 
お客様以上にお客様のことを信じ、寄り添い続け、 
なんとか衣装を着用していただけることになりました。

そして、いくつかのドレスを試着した後、新婦様から、 
「来てよかったです。衣装を着てみて初めて結婚式が楽しみと思えました！」 
とおっしゃってくださりました。

その瞬間の新婦様の笑顔と感謝の言葉は、私にとって何よりの喜びの瞬間でした。

自分を認められなかったり、 
自分に自信がない女性の方は多いと思いますが、 
衣装一つでマイナスの感情からプラスの感情になっていただける 
とお客様にも、自分自身も実感した時間でした。 

結果、結婚式を挙げることが嫌だったお客様が衣装合わせを通して、 
結婚式を挙げる価値を感じていただき、 
ドレス以外のお召し物も着用していただけることになりました。 

【想い】 

衣装を通して、お客様の想いを体現することもそうですが、 
それ以上にお客様がマイナスに思っている事や不安に思っていることまでを、 
衣装を通して提供させていただくことが、 
改めて私がスタイリストのお仕事をさせていただく使命だと感じました。 

当日だけでなく結婚式に関わる時間は、 
お二人の人生に関わってこられたすべての人にとって、 
大切でかけがえのない、心温まる時間、 
これからの希望になるような時間を過ごして頂きたい。 
そんな想いでお仕事をしています。 

結婚式という特別な一日では、 
お二人が既に持つありのままの美しさを彩るためにお衣裳があると思っています。 

だからこそ、私たちスタイリストが 
お客様にとって本当に価値あるものをご一緒に見つけ、 
自信を持って当日をお迎えいただけるよう、 
「この衣裳に出逢えてよかった！」そう想っていただけるお手伝いをし、 
これまでそしてこれからのお二人の人生を 
さらに彩ることができるようなお手伝いをしたいと思っています。 

お客様ではなく、必ず人対人で接することを大切に、 
お客様がマイナスだとしても、 
お客様以上にお客様のことを強く想うこと、 
そしてちゃんと言葉にし、お客様の笑顔を創造してまいります。 

NEXT→ 次回は繁畑が紹介する

“みんなのオアシスである”というアイデンティティを持ち、
お客様・スタッフの笑顔を生み出してくれるスタッフの心温まるエピソードをお届けします！