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スタイリストが想う家族愛と感謝の結婚式




結婚式の衣装選びは、単なる準備ではなく、
家族への感謝や思い出を形にする特別な体験です。
今回ご紹介するエピソードは、
遠方からの準備に不安を抱えながらも、
家族への深い愛情と感謝の気持ちを込めて、
ご結婚式ご準備を進めてくださった
お客さまとスタイリストのエピソードです。
IKKスタイリストの結婚式の裏側で繰り広げられる
心温まるエピソードをぜひご覧ください。
Stylist:渡邉 璃乃
【エピソード】
今回お話をさせていただくお客さまは、
式場から遠方にお住まいのため、打ち合わせの回数が通常より少なく、
2度の打ち合わせで、全ての衣装を決めることにとても不安を感じていました。
お打ち合わせ当初から優柔不断だから決められるかな…?
というお声もいただいており、不安からスタートしたお打ち合わせでした。
そして、“お母様と一緒にドレスを選びたい”という強い思いもあり、
1回目のお打ち合わせにはお母様とご来館をいただきました。
家族を大切に想うお二人。
ご結婚式を通して、家族へ恩返しがしたいという想いがあるお二人。
そんな想いのあるお二人だからこそ、
お打ち合わせの中でお母様が
「私の結婚式では赤を着たの。」とボソッとおっしゃった言葉を聞いて、
お母様へのサプライズがしたいと考え、
赤いドレスを試着したいと新婦様からお申し出をいただきました。
しかし、一生に一度の結婚式ということもあり、
1着に絞ることはとても難しいお時間でした。
自身の着たいドレスの色は水色、お母様の着用したドレスは赤色。
正反対の色ということもあり、2色で最終迷われているお姿を拝見し、
私は「なぜ悩んでいるのか?本当に着用したいドレスとは?」
を新婦様と一緒にとことん最後まで考えました。
お客様が本当に着たいドレスとは…?
自身が着たいドレスなのか、それとも想いをのせたドレスなのか。
後悔の無い1着を選んでほしい。
という願いを込めて最後までサポートしました。
ヒアリングをする中でも、大切なご家族への想いがあふれるお二人。
その後様子を見て「赤」のドレスを着用されることの背中を押しました。
また、ドレス決定後に新婦様から事前に、
お母様から頂いたピアスをつけたいご相談をいただいておりました。
しかし、新婦様は金属アレルギーであり、ピアスが空いていなかったため、
ピアスをそのままつけることができませんでした。
それでも、何とかして想いを叶えたい。
一緒にどうやったらきれいにイヤリングにできるかを考え、
より良くきれいに見える方法をご提案させていただきました。
親御様へ当日のコーディネートは内緒にしていましたが、
ファーストミートでイヤリングに気づいてくださった瞬間は、感動的なものでした。
新婦様とご対面をした際、涙を流されて喜ばれておりました。
お父様がご他界されていたこともあり、
天国のお父様へご報告をされ、
新婦様のドレス姿を見て喜ばれている姿は、
今でも忘れられません。
ご結婚式のお衣裳選びは、
ただの衣装選びではなく、心に残る特別な体験です。
お打ち合わせを通じて、お二人の想いが込められたドレスへと
変わっていくその過程は、まさに感動的です。
その瞬間に立ち会えることは、かけがえのない喜びであり、
私にとって一生の思い出です。
【想い】
私がここまでお客様をサポートしようと思う活力は、
「誰かのために」という思いからです。
関わる方が幸せそうな瞬間や感動している瞬間を見ると、
本当にやってよかったと感じます。
提案する際には、お客様の意見を尊重し、
客観的に伝えることを心がけています。
一生に一度の結婚式だからこそ、悩むのは当然です。
粘り強く納得のいくお衣裳を決定するまで向き合い、
楽しんで打ち合わせをしてほしいと願っています。
結婚式は、感謝の気持ちを伝える場です。
両親に改めて感謝を伝える場は、人生この先結婚式以外に他にありません。
また、大切な友人たちが集まる日は他にない特別な瞬間です。
写真として残ることで、
親御様もその瞬間を共有でき、
二人が結婚して歩んでいく出発地点となります。
結婚式という節目があるからこそ、
両親への感謝の気持ちを伝え、
背中を押す瞬間を創ることができるのです。
▼ご婚礼、前撮り時のスタッフとお客様のお写真▼
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