結婚式が持つ本当の価値とは

Wedding Producer(Planner)：牟田 葵

【エピソード】

前日に急遽ご予約をいただき、
ブライダルフェアにご来館くださったおふたり。
お休みがなかなか合わない中でのご来館でしたが、
そのご縁に心から感謝しています。

新郎様は黒のサングラスをかけて登場され、
少し強面な印象。
しかし、お話を伺ううちに、
その印象はすぐに変わりました。
とても優しく、穏やかなお人柄が
すぐに伝わってきました。

新婦様は常に笑顔で、明るく元気な雰囲気。
おふたりの掛け合いはとても軽やかで、
飾らないお人柄がとても印象的でした。

心が動いた瞬間

おふたりをお手伝いしたいと
思った理由は沢山ありますが、
チャペルムービーをご覧いただいた
ときのことが印象的でした。

新郎様が、静かに涙を流されていたのです。
その涙は、心の奥にある優しさや、
これまでの人生の歩み、
そして新婦様への深い想いが
あふれ出たものだと感じました。

「これ、いいですね」
その一言には、言葉以上の想いが
込められていたように思います。

照れ隠しのような口調の中に、
心を動かされた素直な感情がにじんでいて、
私はその姿に、胸が熱くなりました。

結婚式は、ただのイベントではありません。
人生の節目に、大切な人たちと想いを共有し、
心を通わせる時間です。

その価値を、言葉ではなく
“涙”で伝えてくださった新郎様の姿に、
「このおふたりの結婚式を、心から支えたい」と
強く思いました。

それは、プランナーとしての使命感というよりも、
ひとりの人間として
「この感動を一緒に創りたい」と思えた瞬間でした。

結婚式がもつ本当の価値

お打ち合わせは全5回。
毎回、新婦様が主導で準備を進めてくださり、
喧嘩ひとつなく打合せが進みました。
終始楽しいお打ち合わせが続き
自然とスタッフも笑顔になるお時間でした。

迎えた結婚式当日。
あたたかいゲストの皆様に囲まれ、
アルコールも進み、終始涙される新郎様。
その横で、変わらず笑顔を絶やさない新婦様。

「プランナーが牟田さんでよかった」と
何度もおっしゃってくださった新郎様の表情は、
今でも鮮明に心に残っています。

そして、新婦様のお手紙の演出では、
これまでずっと笑顔を絶やさず、
明るく場を和ませていた新婦様が、
初めて涙ぐまれる姿を拝見しました。
 
その涙は、決して悲しみではなく、
これまでの人生を振り返り、
支えてくれた人たちへの感謝、
そして、これから共に歩む新郎様への
深い愛情があふれ出たものだったと思います。

言葉を選びながら、
丁寧に想いを紡ぐ新婦様の声は、
会場全体を静かに包み込み、
誰もがその空気に引き込まれていました。

新婦様のドレス姿を楽しみにされていた、
今は亡きおじい様・おばあ様へ向けた
「天国から見守っていてね」という言葉。

その言葉を聞いて、私は改めて
「結婚式は、想いを伝える場なのだ」と実感しました。

普段はなかなか口にできない感謝や愛情を、
この特別な日に、
真正面から伝えることができる——
それこそが、
ララシャンスの結婚式が持つ本当の価値なのだと
新婦様の涙が教えてくれました。

「伝えたい人に、伝えたい想いを届けることができる」
そんな結婚式が、おふたりの人生を肯定し、
心から笑い、涙する一日となったのです。

この日だけは、
幼い頃のように無邪気に笑い、泣き、
普段は言えない想いが溢れる
そんなかけがえのない一日を、
おふたりと共に創れたことを、
心から誇りに思います。

【想い】

結婚式を創るうえで、
私が大切にしているのは

「どこで結婚式をするか」ではなく、
「誰と結婚式を創るか」です。

ララシャンスで結婚式をしたい——
そう言っていただけることはもちろん嬉しいですが、
「牟田さんにお任せしたいです」と
言っていただけること。
それが、応対者として
“一人前”だと感じる瞬間です。

おふたりの人生に一度きりの大切な一日。
その結婚式で、
期待以上の感動を創造することこそが、
私の使命だと思っています。

だからこそ、ただの進行や準備ではなく、
心に残る瞬間を一緒に創りたい。
おふたりの想いに寄り添い、
かけがえのない記憶として刻まれるような一日を、
共に歩む存在でありたいと想い
お客さまと向き合い続けます。

結婚式は、ただのイベントではなく、
「伝えたい人に、伝えたい想いを届ける」ための大切な時間。
その瞬間を共に創り上げることができる喜びを、
是非、IKKスタッフと創り上げませんか？

次回は、そんな感動を映像で届けるビデオグラファーの想いをご紹介します。
原動力が人！関わる全ての人とのつながりを大切にし
感動を届けるスタッフとの姿を是非お楽しみに！

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