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「良い結婚式」のカギは、結婚式を知り尽くしたプロの存在。 ~定番の演出にも意味を持たせるララシャンスのウエディングプランナーの魅力とは~
世の中の状況の変化により、
結婚式自体の在り方が変化する日々。
その中でおふたりに寄り添い、
唯一1番近くで背中を押すことのできる
ウエディングプランナー。
今回は、そんなプランナーとの打ち合わせに注目し、
想いに触れていきます。
おふたりとチームで歩む2つ目の打ち合わせは、
きっとこれまでの人生を振り返る、
大切な機会になるはずです。
目次
大まかな打ち合わせの流れ
打ち合わせは全5回ほど行われます。
【1回目】
今後のスケジュールや
店舗の営業時間のお伝え、連絡方法など
↓
【2回目】
(披露宴の進行、想い)プランナーとのカウンセリング
↓
【3回目】
アイテムについて (料理、ドリンク、カメラマン、お花等)
↓
【4回目】
アイテム確定、見積もり出し
↓
【5回目】
最終確認
現状の打ち合わせの方法、プランナーとしての想い
打ち合わせは、全5回中、
2回はオンライン(zoom)で行われることが多く、
料理や装飾アイテムの打ち合わせの時(3回目)に
初めて直接お会いし、お話しすることとなります。
※都市部の支店は上記の対応が多い傾向にあります
先ほどお伝えしたように、3回目はアイテムの打ち合わせ。
テーブルクロスのサンプルを
実際に見ていただき色を決めたり、
写真アルバムの実物の質感を見ていただきながら
打ち合わせを進めるため、
ここからは直接ご来館をいただき実施していきす。
初めての打ち合わせがオンラインでの実施ということで、
担当プランナーの雰囲気を感じることが難しいなど、
不安に思われる方も多くいらっしゃいます。
そんな不安を少しでも減らせるようにと、
丁寧な言葉選びを以前よりも心掛け、
安心感を抱いていただけるよう努めています。
一方、不安要素だけではなく
オンラインだからこそ叶えられることもあります。
これまでは、打ち合わせの中でアイテムを決め、
打ち合わせ後に見積もりを制作。
それを印刷しお見せする、もしくは郵送をするという流れでした。
ですが、オンライン対応後は打ち合わせを進めながら、
同じ画面をみて見積もりを出せる事により、
従来よりも簡潔に進むという事と、
移動する負担がないという点が、
とても今の時代に適していると感じます。
実際のところ全ての打ち合わせを
直接お会いした状態で行う方がいいのでは・・・?
と思われる方もいるのではないでしょうか。
今のように完全に打ち合わせが
オンラインに切り替わる前は、
正直、スタッフも面と向かって行う事が
ベストだと思っていました。
ですが、ほとんどをオンラインにする事で、
打ち合わせの日程調整が合わない難しさもなくなり、
1組でも多くのお客さまに、1秒でも長く
打ち合わせをすることができます。
オンラインという手段が、
全てのお客さまに平等に接することに
繋がると、今となっては感じています。
初回打ち合わせを迎えるまでの想い
会場案内から、ご成約をいただいた時に対応する
スタッフ(プロデューサー)から、お客さまのあれこれを伺う時は、
おふたりとの初回の打ち合わせへのワクワクが特に高まる瞬間です。
そんな想いがあるからこそ、胸を躍らせながらも、
心を込めている打ち合わせにもなります。
ララシャンスという式場で結婚式を挙げると
決めてくださったおふたりの想いに、
全力でお答えしたい気持ちに寄り添い、
むしろ、その想いをより強くすることを、大切に思っています。
これからどんなプランナーと結婚式を作るのだろうと、
沢山の不安がある中おふたりの不安を、
大きく上回る安心感を持ってもらうために。
“不安・・・”
“でもこの人に任せれば大丈夫!安心できる!“
と初回の打ち合わせを終えてもらう為、準備に励みます。
大切にしている【カウンセリング】への向き合い方、想い
カウンセリングはプランナーが
おふたりの過去や想いをお聞きする大切な時間ですが、
お話しされていく中で、おふたり同士で
初めて知ることが生まれる時間でもあります。
打ち合わせに流れがあるように、
カウンセリングにも大まかな流れがありますが、
まず最初におふたりの出会いを聞き
結婚に至るまでの期間のお話しに触れます。
そこから、おふたりの幼少期から
出会われるまでの様子や、
親御さま、家族のお話し。
最後に、”どうして結婚式をしようと思ったのか”についてです。
なぜ1番最後に、敢えて結婚式への想いについて話すのか。
それは、改めて親御さまや周りの人への感謝を
自分の口から話すことにより、
これまでの打ち合わせを通して、
自身の想いの理解を深めてもらうためです。
結婚式は、事前に準備をすることが沢山あるため、
本来の目的や意味を整える機会がないので、
改めて行う意味をしっかりイメージしていただく為の
大切なお時間となります。
そんなカウンセリングが持つ
“不思議な力”についてお話しします。
カウンセリングは当たり前の進行に、
重みをもたせることができます。
例えば・・・
「披露宴という2時間半という進行の中で
通常、新郎新婦さまはずっと手を繋いで過ごされています。
でもこの時間だけは、新郎新婦様以外の方と
手をつないだり腕を組んだりしながら
皆さまを歩く瞬間になりますが、どなたとが宜しいですか?」
一例として、お色直し前の中座で、
一緒に退場される方を選ぶ時のカウンセリング。
そこで、おふたりがどんな方と手を取り合い、
どんな風に退場されたいのかを知ることができます。
誰もが驚くような華美な演出を求められる方が多い中、
周りの人から見たらごく普通の当たり前の光景に、
いかに意味を持たせるか。
そして、その当たり前の演出に色づけすることができるのは、
カウンセリングであり、
進行に重みが増す大切なお時間だと考えています。
コンセプト提案について
先ほどお話しした、カウンセリングを通して
プランナーは、“こんな気持ちでお手伝いしたいな”
という提案が浮かびます。
その提案は、各プランナーからの
【言葉のプレゼント】という形で
おふたりの元に届けられます。
今回のコンセプトは【TO HUG】
カウンセリングを通して、感じ取ったワードは
・安心感がある
・リラックスできる
・感謝を伝える
ハグをすると脳からでるドーパミンは、
幸福感や快感を得られる幸せの薬とも呼ばれており、
癒やしや安らぎといった安心感を得ることができます。
また、ヨガや瞑想をしているときも出るオキシトシンは、
ハグにも同じ癒やしや安らぎの、リラックス効果があります。
この機会だからこそ家族に寄り添い、
日頃の言葉にできない想いを
たった1つの動作で伝えることができるハグ。
時にはハグだからこそ伝わる、
ハグでしか言えない想いを伝える空間を
提案させていただきました。
提案の基本は、一般的なシンプルなものから、
結婚式を知っているからこそできる
プラスアルファの斬新な提案まで。
提案をするという意味づけは、
プランナーの想いとして、おふたりに必ず叶えて欲しい、
というような押し付けのような物ではなく、
あくまでも“おふたりの意見を尊重する”という想いからです。
この言葉のプレゼントを受け取った
おふたりの選択肢は2つあり、
”心に留めておく”、または、”現実化する”
というどちらかの道があるので、
プロの意見に耳を傾けつつ、
じっくり時間をかけて考えていただくことができます。
ご家族とのエピソード
ララシャンスガーデン東京ベイでの
お客さまとのお話しを1つさせてください。
結婚式場が建つ前に、実際の建物がない中のフェアにて、
プロデューサーの言葉と写真だけで
ご成約をいただいたお客さまがいました。
そんな新婦家の御祖母さまが、
式をとても楽しみにされているということを、
初回のカウンセリングでお聞きしていました。
そこで誰もが予期せぬ世界的パンデミックが起こり、
不安な気持ちを抱えながらの準備、
そして全2回(計2年)の延期を経験しました。
その2年の月日の中で、
御祖母さまはこの世を去ってしまいました。
当時は中座の際に、御祖母さまに
花束を挙げるという進行が組まれていましたが、
結婚式間近の打ち合わせでは、
当日御祖母さまの席を設け、その席に
花束を置くという進行に変更することになりました。
そこからも打ち合わせを重ね、準備を終え、
迎えた結婚式当日。
当日は親族紹介もなしに、
お正月に親戚が集まるくらいの暖かさの中行われ、
結婚式自体は“アットホーム”という言葉が
とても似合う素敵な空間に包まれました。
どこか、いつもと違う空気だな、と感じる
少しの違和感がありながら、
中座で新郎新婦さまが席を外されている時、
メイン席にご両家の親御さんが集まって話されている
という光景が広がりました。
2年前のカウンセリングから当日までの間には、
御祖母さまの他界、そして御祖母さまが
結婚式を楽しみにされていた想いを、
新郎側のご家族みなさんも知っているような深い関係に。
延期をした2年間で、ご両家のご家族の仲が深まり、
お互いに心が通い合った状態での
結婚式だったことが理由でした。
“延期していなければ、おばあちゃんも参加できたかもしれない・・・”
という意見もあったかもしれませんが、
プランナーは、色んな状況に置かれたおふたりの
悩んで決められた決断を【正解】にするような寄り添いができます。
結婚式の素敵な瞬間のお手伝いはもちろん、
結婚式を挙げるタイミングすら正解のわからない日々。
“今、式を挙げること”がおふたりにとって
【正解】であったと思っていただきたい。
その結果がたとえ何年後になろうと、
おふたりが決断する今が“イマ”であればそれだけで嬉しく思います。
ウエディングプランナー目線の結婚式に対する想い
プランナーとして感じる結婚式の価値は、
家族の想いがひとつになるということです。
結婚式自体、おふたりの為だけではなく、
大切なご家族含め、その場にいる誰しもが、
心待ちにしてくれる、一生に1度の大切な日。
初めて、娘のウエディングドレス姿を見た、
新婦のお父さま、お母さま、御祖父さま、御祖母さまにとって、
晩年思い出すのはその瞬間であってほしい。
そして、この先どんなに苦しいことがあった時も、
この瞬間を思い出せばすべてが良く思えるような
人生で一番素敵な瞬間を。