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【シリーズⅠ】 ララシャンス博多の森の軌跡~未完成の魔法にかけられて~




今回から4回に及び、各結婚式場の誕生の物語や込められた想いを紹介をしていきます。
シリーズトップバッターは、ララシャンス最大規模の福岡【ララシャンス博多の森】です。
今から約20年前の10月26日
【永久に二人が結ばれる日(10/26)】にオープンし、今も多くの方に愛され続ける結婚式場。
そんな場所に込められた思いを一つ一つ紐解いていきます。
突然ですが、私たちは100組のお客さまには、100通りの結婚式があると考えています。
というのも、当時の一般的な結婚式と呼ばれるものはパッケージ型のものが多く、自分の好きなようにカスタマイズする方式ではありませんでした。
例えば、Aプラン、Bプラン、Cプランといった中身の決められたいくつかのタイプの中から一つを選ぶ方式で、中身の変わらない結婚式ばかりでした。
本来であれば育った環境も、性格や好みも違う新郎新婦さまであれば、 結婚式も一組一組違うものであるべきだと考えました。
一組一組のお客さまが自由に、自分たちの色を出し、
人生に一度の結婚式を幸せな思い出にしていただくために。
だからこそ、それらを全て叶えられる
【邸宅貸切型ウェディング】を建てることを決断しました。
当時(約20年前)の時代背景では、県外の方が県をまたぎ式に参加をすることはあまりない状況で、結婚式場は通常ホテル周辺の出店が一般的でした。
そんな中、約200箇所以上を検討し、みなさまに気軽に訪れていただけるようアクセスの良い、自然溢れる立地を敢えて選び、県外の方も式に参加いただける状況を作り出しました。
これも他の結婚式場の先頭を走り、時代の変化に忠実にこだわり抜いた結果です。
九州の玄関口である福岡空港から、長く続く桜の並木道を抜けると、今回の舞台【ララシャンス博多の森】があります。
ララシャンス博多の森の建設期間は約8カ月。
日本一式場幸せや感動の集まる結婚式場をつくりたいという、スタッフや職人さんの共通の想いから、当時はまだ少ない【邸宅貸し切り型ウェディング】の先駆けとして、ララシャンス博多の森を【一つの街】としてイメージさせるような構造にこだわりました。
▲オープン時のパンフレットから抜粋
100組100通りの結婚式の形を表現するため、館内の階段のつくり、ガーデン、テラス、自然にまでこだわり抜いた全4つの会場を建設。
その中で、未だ世の中にない形や構造で建設された
【木のチャペル】(サンタムール教会)
▲当時のパンフレットから抜粋
本来は鉄骨で組まれている、ドアや天井にもあえて【木】を使用し、中に入るとすぐに木や森の香りが会場全体に漂います。
童話からイメージを膨らませ、まるで森の中の動物に囲まれ、祝福されているかのような・・・
また、生い茂る木々からも祝福されているかのような感覚を味わっていただきたく、周壁はガラス張りの仕様で作られています。
また施設内の植物にも意味が込められており、特にサンタムール教会の十字架の後ろに飾られ、バージンロードを歩く際に自然と目に入ってくる【ハナミズキ】
祭壇のまえで待つ新郎さま側からも見える位置にあり、
互いに受け止める形として設計されました。
そんな、ハナミズキの花言葉は【私の想いを受け止めて】
新郎新婦さま、またそのご家族さまの想いを表すかのようにハナミズキの花が空間を彩ります。
また別の場所には、1本だけでは実のならない、そして同じ種類の木が近くになければ花を咲かせない木として知られる【オリーブの木】が植えられており、この木は夫婦を表す象徴になっています。
紹介した木のチャペル以外にも、
青空に囲まれたガーデン挙式、
都会のオアシスをイメージした水辺の教会、
石畳のヨーロッパ風教会など全4つの施設があり
それぞれテーマをもっています。
▲当時のパンフレットから抜粋(2施設)
従来の地形をしっかりと生かしつつ、お客さまの目線に立ち、待ち時間ですらうっとりする空間。
これらを全て含め【一つの街】として構成されているのが、ララシャンス博多の森です。
様々な想いを込めて建設されたララシャンス博多の森ですが、そこにいるスタッフにより感動の溢れる結婚式が作られています。
博多の森には専属の【パフォーマー】と呼ばれるスタッフがおり、バルーンアートやマジックショーなど、常に素敵なエンターテインメントをお届けしていますが、これらを作りあげるスタッフ達はどういった時、お客さまがパフォーマンスに対して心が動くのかを常に考えています。
あるスタッフは、「その人の想像を超えた時に心が動く」といいます。
いい意味でも悪い意味でも想像を超えた時に人の心は動く。
どうしたらお客さまが今までに見たことのない世界観を提供できるのか。
【すべては足を運んでくださる
お客さまの幸せや感動のために】
この想いを胸に博多の森のスタッフ一人一人は、今日もエンターテイメントの無限の輝きを求め続けています。
「未完成」で走り続けているからこそ、大切なお客さまであるララシャンス博多の森の近隣住民の方にも、日々激励の声をいただいております。
結婚式を挙げてくださる方やその大切な方だけではなく、
その地一体を巻き込んだ環境、街づくり。
すべてのお客さまが憧れ、
思わず誰かに話してしまいたくなるような結婚式場。
機会があり、また足を運んでくださった方にもどこか元気が湧き、みなさまの元気の源であり続けるために。
変化を恐れず、これからも常に新しい、
100組、100通りを生み出し続けていきます。